oftenとsometimesの違い

英語で頻度を表す言葉に often と sometimes があります。
I often go to the library.
I sometimes go to the library.
どちらも「図書館に行くことがある」という点では同じですが、頻度が違います。
一般的には、
often = よく、しばしば
sometimes = ときどき、たまに
と訳されます。
では、具体的にどのくらい違うのでしょうか。
oftenは「よくある」
oftenは、ある出来事が比較的高い頻度で繰り返されることを表します。
I often drink coffee in the morning.
私は朝によくコーヒーを飲みます。
この人にとって、朝にコーヒーを飲むことは珍しいことではありません。
何度も繰り返している習慣です。
She often goes shopping on Sundays.
彼女は日曜日によく買い物に行きます。
We often eat out.
私たちはよく外食します。
oftenには、
「それ、結構あるよ」
という感覚があります。
sometimesは「ときどきある」
sometimesは、あることが一定の割合で起こるものの、いつもではないことを表します。
I sometimes drink coffee in the morning.
私は朝、ときどきコーヒーを飲みます。
コーヒーを飲む朝もあるけれど、飲まない朝のほうが多そうです。
She sometimes walks to school.
彼女はときどき歩いて学校へ行きます。
I sometimes watch movies at night.
私はときどき夜に映画を見ます。
イメージとしては、
「そういうこともある」
くらいです。
oftenは「よく」、sometimesは「ときどき」
最も簡単に区別するなら、
often → よくある
sometimes → ときどきある
です。
たとえば、1週間のうち何日か運動する人なら、
I often exercise.
と言えます。
一方、普段はあまり運動しないけれど、気が向いたときには運動する人なら、
I sometimes exercise.
のほうが合います。
つまり、
often > sometimes
という頻度の関係があります。
oftenとsometimesは何%?
英語学習では、頻度を次のような数字で説明することがあります。
| 頻度を表す副詞 | 大まかなイメージ |
|---|---|
| always | 100% |
| usually | 80~90%程度 |
| often | 60~70%程度 |
| sometimes | 30~50%程度 |
| rarely / seldom | 10%程度 |
| never | 0% |
ただし、この数字は英語のルールではありません。
「oftenは60%以上なら使える」といった決まりがあるわけではありません。
あくまで、単語同士の位置関係を理解するための目安です。
重要なのは、
always > usually > often > sometimes > rarely > never
という大まかな頻度の順番です。
「週3回ならoften」とは限らない
ここがおもしろいところです。
oftenとsometimesは、単純に回数だけでは決まりません。
たとえば、
I often go to Tokyo.
と言った人が、毎週東京へ行っているとは限りません。
年に5回しか東京へ行っていなくても、その人にとって「東京へ行く機会が多い」と感じていればoftenと言うことがあります。
反対に、
I sometimes drink coffee.
という人が週に何回かコーヒーを飲んでいることもあります。
つまりoftenやsometimesは、機械的に回数を数えて決めるのではなく、話し手がその頻度をどう感じているかも関係します。
同じ回数でもoftenとsometimesが変わる?
たとえば月に4回ある出来事を考えてみましょう。
毎週日曜日に必ず行っているなら、
I often go there on Sundays.
と感じる人もいるでしょう。
一方、「月に4回しか行かない」という意識なら、
I sometimes go there.
と表現することも考えられます。
つまり、
often = 回数が多いと感じている
sometimes = あるときもあれば、ないときもあると感じている
という話し手の捉え方も含まれています。
日本語の「よく」と「ときどき」も同じですね。
oftenは習慣と相性がいい
oftenは繰り返される習慣についてよく使われます。
I often read before bed.
私は寝る前によく本を読みます。
He often calls me after work.
彼は仕事のあと、よく私に電話してきます。
「いつもではないけれど、かなり頻繁にそうする」という習慣です。
そのため、
often=その人にとって普通に起こること
というイメージを持つとわかりやすいでしょう。
sometimesは「そういう時もある」
sometimesは、規則的な習慣というより、
場合によってはそうなる
という表現にも向いています。
Sometimes I feel tired after lunch.
昼食後に疲れることがあります。
毎日のことではありません。
疲れる日もあれば、疲れない日もあります。
Sometimes things don’t go as planned.
ときには物事が予定どおりにいかないこともあります。
このような「そういう時もあるよね」という表現ではsometimesがよく合います。
sometimesは文頭にも置きやすい
sometimesは文のいろいろな場所に置けます。
I sometimes walk to work.
Sometimes I walk to work.
どちらも、
「私はときどき歩いて仕事に行きます」
という意味です。
特に文頭のsometimesは、
「ときにはね……」
と話題を切り出すような感覚があります。
Sometimes, I just want to be alone.
ときには、ただ一人になりたいこともあります。
この使い方は会話でも文章でもよく見られます。
oftenは一般動詞の前に置く
oftenは通常、一般動詞の前に置きます。
I often play tennis.
She often reads books.
一方、be動詞の場合は後ろです。
He is often busy.
She is often late.
これはsometimesでも同様です。
I sometimes play tennis.
He is sometimes busy.
つまり基本的には、
一般動詞 → 頻度副詞+動詞
be動詞 → be動詞+頻度副詞
という語順になります。
oftenの発音は2通りある
oftenには発音上のおもしろい特徴もあります。
tを発音しない発音と、tを発音する発音の両方が使われています。
そのため、実際の英語を聞いていると、
「オーフン」のように聞こえる場合もあれば、
「オフトゥン」のようにtが聞こえる場合もあります。
どちらか一方だけが絶対に正しいというわけではありません。
リスニングでは、oftenには複数の発音があると知っておくと聞き取りやすくなります。
sometimesとsometimeは違う
sometimesを覚えるときに注意したいのが、sometimeとの違いです。
sometimes
→ ときどき
sometime
→ いつか
です。
I sometimes go there.
私はときどきそこへ行きます。
Let’s go there sometime.
いつかそこへ行きましょう。
最後の「s」があるかないかで意味が変わります。
さらに、
some time
と2語にすると、
I need some time.
少し時間が必要です。
という意味になります。
sometimes / sometime / some time
は見た目が似ていますが、意味はそれぞれ異なります。
oftenとsometimesの違いまとめ
| often | sometimes | |
|---|---|---|
| 日本語 | よく・しばしば | ときどき・たまに |
| 頻度 | 比較的高い | 中程度~低め |
| イメージ | よくあること | そういう時もある |
| 習慣 | ◎ | ○ |
| 文頭 | ○ | ◎ |
| 話し手の感覚 | 回数が多い | 起こることもある |
一言で覚えるなら、
often =「よくある」
sometimes =「そういう時もある」
です。
oftenとsometimesには頻度の違いがありますが、「何回ならoften」という明確な境界線があるわけではありません。
話し手が、
「これは自分にとってよく起こることだ」
と捉えればoften、
「いつもではないけれど、そういうこともある」
と捉えればsometimesが使われます。
頻度副詞を数字だけで覚えるのではなく、話し手がその出来事をどのくらい日常的なものとして捉えているのかまで考えると、oftenとsometimesの違いがわかりやすくなるでしょう。